鷹鷹応援日誌。

小久保ホークスをフルスロットルで応援するブログ。

2024年6月8日。対横浜戦。接戦制すも、小久保監督笑顔無し。

こんばんは。デラシネ(@deracine9)です。

 

交流戦で、波に乗ってきたホークス。

今日は、小久保監督の采配も見ていきます。

 

デラシネの視点。

試合としては、負け試合のパターンだった。

8回の追いつかれ方が、死球、エラーのあとの同点ホームランで、雰囲気は最悪。

その時点では、4番と5番がすでにベンチに下がっていた。

 

9回表の今宮健太の勝ち越し打は、センター前のライナーだった。

これは2塁ランナー還れないと思いきや、よく川瀬晃が生還した。

よく勝ったな、という試合だった。

 

ところが、試合後の囲み取材では、指揮官はおかんむりだった。

中村晃のエラーでもなく松本裕樹の被弾でもない、「あり得ない隙」とは何だったのか?

 

5回無死で内野ゴロを放った周東佑京の当たりは、一塁手が落球してセーフ。

ところが、周東は判定を確認せずに、2塁方向に大きくオーバーランして、タッチアウト。

小久保監督のいう「隙」とはこれだった。

これまでの小久保采配をみてきて思うのはー。

思い切りがいい。

ゲームプランをしっかり立てている。

あくまで冷静。

こんな印象ではないだろうか。

 

だが今日は違った。

笑顔なく、一方的に取材を打ち切り引き上げた。

しかし、私はこういうところにも、王監督の秘蔵っ子として、王イズムを継承したリーダーの姿を見る。

 

小久保監督がチームの中心となっていた現役時代のことだ。

 

小久保さんは、自身の打撃に絡んで、

「10回に3回成功すれば、3割バッター」

と、自己弁護をするような発言をしたことがある。

そのとき王監督が、その発言を不満に思っていることが、報道された。

 

また、自分が守備でミスしたとき、

「俺の守備はこんなもん。どうにでも書いてください」

とマスコミに発言して記事になり、監督室に呼ばれた。

 

このとき、王監督は当時の小久保さんに、こう言ったと言う。

ばかやろう。こんな発言をしたら、ファンはお前から夢を買えないだろう!

このエピソードは、小久保監督が現役引退後、まもなく著した「一瞬に生きる」の中に出てくる。

おそらく王監督は、その前の「3割で成功」発言のときも、こう思っていたのではなかろうか?

 

翻って、現在のホークスは、2位に7ゲーム差をつけて、独走態勢に入ろうかという時である。

しかし、昨年のことも、まだ記憶に新しい。

快調に首位をキープしていながら、ズルズルと12連敗。

そこから、優勝を逃した。

 

今こそ、兜の緒を締める時なのだ。

 

周東は、現在、選手会長を務める主力の一人だ。

小久保監督が、チームの要となり、範となることを期待する存在である。

 

しかも彼の売りは、走塁なのだ。

だからこそ、あってはならないミスだった。

 

そして、小久保監督は、マスコミの使い方を熟知している。

多くの読書体験やNPB 代表監督だった経験を、しっかりと糧にしているのだ。

 

本人に直接伝えるのではなく、他者の耳から伝える。

マスコミという大型機械で、自覚を促す。

だからこその、今日の会見だったと思う。

 

今年のホークスは、監督力が抜きん出ている。

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2024bbm 福岡ソフトバンクホークス レギュラーカード No.H42 川瀬晃

勝利のポイント。

今日の勝ち越し劇は、チームの底力を感じさせた。

 

川瀬晃の出塁が大きかった。

そして、今宮健太の当りで腕を回した井出竜也3塁コーチの判断力。

 

ここでは、周東、送りバントを決めて、役割を果たした。

 

得点力としては、柳町達が2試合続けて3安打3打点。

打率は4割超をキープしている。

ここに打点がともなってくれば、立派な主力と言えるだろう。

本日のMVP 。

そういう訳で、デラシネの選ぶ本日のMVP は、川瀬晃選手🌼。

小久保監督と言いたいところだが、さすがに、それは無し。

 

スチュワートJr. は、よく試合を作った。

昨日、ちょっとお小言言ったから、褒めておく。

 

明日は、交流戦アウェイの最終戦。

明日の先発は、和田毅

いつも通りなら、5回までは安心して観ていられる。

データ提供 プロ野球Freak